マルホウ非破壊式橋梁床板防水撤去 シェーブポリッシュ工法(特許取得)
説明 NETIS 登録番号CB-160018-A
橋梁床版に施工してある防水層を特殊ブレード、ダイヤを使用した、騎乗式剥離機・遊星回転式研磨機械を使用して防水層のみ除去を行う施工法です。
最大の特徴は、防水層の撤去作業をコンクリート床板に対して非破壊で切削等行わず乾式施工で仕上が可能な事です。
従来撤去困難であった、グレード2などの高機能床板防水に利用されている、高分子系塗膜材(超速硬化ウレタン、ポリウレア、エポキシ、等)の除去作業を超硬質ブレードと特殊配合ダイヤ)を使用することで、1日当たりの作業量を飛躍的に向上し多くの施工量を可能としました。さらに乾式施工ですので、即次工程の防水作業やその他施工に移ることが可能で画期的な施工法です。
また、緊急工事などの一日での復旧工事にも最適な施工法です。
シェーブポリッシュ工法の特徴
- 高速道路などの橋梁床板を切削機を使用せず床版を非破壊で防水層のみ撤去出来ます。コンクリート床板を傷めません。(コンクリート研磨精度1㎜以内)
- 床板防水に使用されている様々な防水材(アスファルト系、ウレタン系、エポキシ、ポリウレア樹脂など)の撤去除去作業が可能です。
- 強力に下地に接着していて,従来撤去困難であった、グレード2仕様などの高機能床板防水の撤去を行えます。
- 大型の専用騎乗式剥離機械を特殊ブレードを使用することで大面積の施工が可能です。
- 床版防水層撤去後の残りカス(ウレタン等の薄膜)を特殊配合ダイヤを使用し効率よく除去することが出来ます。
- 集塵しながらの作業を行いますので粉塵の飛散を抑制いたします。
- 水を使用しませんので、施工後即次工程へ移ることが可能です。
- 適度な粗面仕上げになるので、防水層との接着が良好です。
- アスファルト舗装の残存最大50㎜までのアスコン+防水層がある場合も施工が可能です。
※基本的には残存10㎜以下の施工下地で施工を行います。また下地防水層の種類により除去できる厚みは変わります。
対応下地
アスファルト系防水材(シート系・塗膜系)
ウレタン塗膜防水材
超速硬化型ウレタン防水材
ポリウレア樹脂
エポキシ系防水材
アクリル樹脂系防水材
アスファルトウレタン系塗膜防水材
MMA樹脂防水材
防水層の撤去(騎乗式剥離機械)1日当たり施工可能数量
アスファルト系防水材 |
実施工時間 9:00~16:00施工 |
300~500㎡/台程度 |
高機能床板防水(ウレタン系) |
実施工時間 9:00~16:00施工 |
200~300㎡/台程度 |
※施工条件や下地防水材の状態により実施工㎡数は変わります。
防水層の研磨処理(ダイヤモンド研磨機械)1日当たり施工可能数量
アスファルト系防水材残存塗膜・プライマー等 |
実施工時間 9:00~16:00施工 |
200~300㎡/台程度 |
高機能床板防水(ウレタン系)残存塗膜・プライマー等 |
実施工時間 9:00~16:00施工 |
100~200㎡/台程度 |
※施工条件や下地防水材の状態により実施工㎡数は変わります。
施工方法
- アスファルト舗装を切削機で、切削除去を行う。切削精度は、アスコン残存10㎜以下。
- 各種床版防水層を騎乗式剥離機械で撤去を行う。施工規模、規制時間により機械台数を決める。
- 各種防水層撤去後の残存塗膜及びプライマー層を遊星回転式ダイヤモンド研磨機で除去する。
施工規模、規制時間により機械台数を決める。
注意事項
剥離物の飛散防止に努める事。特に研磨時のコンクリート、防水層の粉塵を適切な集塵機を使用して施工を行う。

シェーブポリッシュ工法施工法 NETIS 登録番号CB-160018-A登録
切削機を使用してアスコンを撤去します。
アスコンの残りが0㎜~10㎜以下になるよう施工します。
アスコン切削作業 |
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アスコン切削作業完了 |
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アスコン切削作業完了 |
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高機能床板防水撤去
騎乗式剥離機械を使用して防水層の除去作業を行います。
特殊剥離刃を使用して騎乗式剥離機械での撤去
研磨工事
防水層の残りカス(塗膜の薄膜等)を大型の特殊ダイヤ研磨機を使用して除去します。
特殊ダイヤを使用して薄塗膜・プライマー層の研磨除去作業
施工完了写真
騎乗式剥離機械+大型研磨機を使用した、マルホウ非破壊式橋梁床板防水撤去工法は道路床版緊急工事から大規模リフレッシュ工事などに対応致します。従来撤去出来なかった強力な塗膜を乾式施工で剥離撤去しますので即次工程に移ることが可能な施工法です。

使用機械
